美意識を鍛える、という選択。
2025/04/26
こんにちは! LINE REFORM SUPPORT SS事業部の川上です。
いま、世の中には、毎月のように新しいビジネス書が並びます。
時代に合ったメソッド、最短距離で成功する手順、現場を回すテクニック。
どれも即効性がありそうで、心惹かれないわけではありません。
けれども、ふと立ち止まって考えると、そこには不安が残ります。
今日の正解は、明日には通用しないかもしれない。
市場が変わる。社会が揺れる。
そんなとき、手元にマニュアルだけを残して、私たちは何を頼りにすればいいのか。
美意識を鍛える、という選択
山口周氏の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読んで、私はそんな問いにひとつの答えを見つけた気がしました。
美意識とは、正しさでも、効率でもない。
ただ、「これがいい」と思える感覚。
「こう在りたい」という像。
ルールが整っていない場面で、答えが用意されていない局面で、
最後に頼れるのは、磨かれた感覚だけです。
現場でも同じです。
一件一件の作業に、「誇れるか」「胸を張れるか」という基準を持つこと。
効率や慣習に流されず、自分たちなりの「美しい仕事」を選び取ること。
これが、ただの作業者ではなく、「プロフェッショナル」へと歩む道なのだと思います。
ある現場で、こんな出来事がありました。
マンションでの回収作業を終えたあと、
ドライバーが、ふと足元に目をやったそうです。
敷地内に、弊社の現場から出たものではないビニール片や、ちぎれた紙くずが、いくつも散らばっていた。
正直、誰も気づかない。
お客様も、たぶん気づかない。
それでも彼は、しゃがみこんで、ひとつひとつ拾い始めた。
風に吹かれて転がる小さな破片を、追いかけて拾い集めていった。
「そこまでやらなくてもいい」
そんな声も、心のどこかで聞こえたかもしれない。
けれど、彼は、黙々と、ただ拾った。
作業時間は、すこし延びたかもしれない。
誰も、その姿を見ていなかったかもしれない。
そして、作業を終えて帰ろうとしたとき、
上階でそれを見ていたお客様が笑顔でこんなふうに言ったのだそうです。
「やっぱり、御社に頼んでよかった。」
その話を聞いた瞬間、私は、脳汁がぶしゅうぅとあふれ出すのを止められませんでした。
これだ、と。
これこそが、うちの現場だ、と。
管理職冥利に尽きるとは、こういうことなんだと、心の底から思いました。
拾ったのは、ただのゴミじゃなかった。
拾ったのは、自分たちの矜持だった!
誰に見られていなくても、
誰に強制されなくても、
ただ、「こうするべきだ」と思ったから、手を動かした。
そういう一つひとつが、
会社の顔をつくっていくのだと、改めて胸に刻みました。
哲学を抱えて、仕事をするということ
ビジネスの現場は、すぐに答えを求められます。
数字を出せ、結果を出せ、判断を急げ。
そのスピードに晒されながら、
それでもなお、私はこう思います。
急いで手に入れた方法論では、越えられない壁がある。
瞬間的な勝ち方では、長く走れない道がある。
だから、哲学を持ちたい。
美意識を育てたい。
今日の仕事に、たとえわずかでも、
「これは自分たちの誇りになる」と思える判断を重ねていく。
迷ったら、早さではなく、深さで選ぶ。
それがきっと、どんな時代が来ても、仕事を続けていける唯一の力になると信じています。
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